【女子が着るメンズモード写真】ヨウジヤマモトを纏う

こんにちは！楽劇座の五條なつきです。

以前、メンズ服を着て撮ったファッション写真を記事にまとめた【女子が着るメンズモード　コムデギャルソンを纏う】。予想以上にご好評を頂いて嬉しいです。

前回の記事▼

natsukigojo.hatenablog.com

今回は第２弾としてヨウジヤマモト編をお届けします！

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帽子：ヨウジヤマモト

ジャケット：ヨウジヤマモトプールオム

シャツ：コムデギャルソンオムプリュス

ジャケットの襟からチラっと覗く赤がたまらなくかっこいい！シンプルなのに写真映えもする黒×赤の組み合わせ、大好きなんです。帽子だけ私物のレディースですが、同じブランドのものなので違和感なく合わせられます。

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帽子：ヨウジヤマモト

ジャケット：ヨウジヤマモトプールオム

シャツ：コムデギャルソンオムプリュス

上の写真とジャケット違い。当たり前ですが、ジャケットが違うだけで印象がガラリと変わります。

襟のデザインが面白くて、意外とこういう装飾ってレディースのお洋服には少ないですよね。個人的には女性が着た時にとても可愛いと思うので、こんなデザインがレディースにも増えて欲しいです。

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帽子：ボルサリーノ

ジャケット＆コート：ヨウジヤマモトプールオム

これ、お写真だと分かりづらいんですけど、実はコートの上にジャケットを着るという斬新なコーディネート！ボルサリーノの帽子も形がかっこよくて、頭にかぶせるだけで雰囲気が出ます。

＜写真＆スタイリング：全て関口純＞

ヨウジヤマモトの魅力

ヨウジヤマモトのお洋服の魅力は、着心地が良い事。初めて袖を通す時でも、長年着たおしたみたいな感覚を味わう事があります。そう思っていたら、インタビューでもそんな服が理想と語られていました。

「そうです。さいきん、ストリートでもっとも見かけないのが、着込んだ服、もう大好きで、その人の第２のスキンになっているような、そういう服なんです。みんな新品、悪い意味で新品なんです。それは良くないなあ、と思っているんですね。僕の理想は、ファッション・デザイナーをはじめたころから、ノマド（nomad）なんです。財産全部、着込んじゃっているというね。まあ、30cmぐらいそばまでいくと臭い。臭うんですけど、でもカッコいい。それが僕の理想で、それを追い求めて服をつくって40年ちょっとたちますが、ノマドの人たち（放浪者）のファッションには勝てないです。“人生を懸けた服”“生活を着てる”という意味合いで（勝てない）。それが僕の憧れだし、いちばんやりたい服づくりなんですけども」

それから何と言ってもシンプルな黒が綺麗で、着た時のシルエットが最高に美しい事！すごく派手な訳ではないのに、明らかに他と違う事。

「そうです。みんないろんなグループに属していて、ひとりでは勇気がなくて（ファッションを）えらべない。それはもうむかしから日本はそうなんですが、要するに、いま流行っているもの、仲間たちが着ているもの、まわりが着ているもの、にたいして疑いを持てなくなっている。僕はいつもそれが残念だと思っていて。というのも、ファッションは消費するものではなくて、一緒に生きていくものなんだ、ということを最終的には伝えたいので」
・・・
「（コンピューターやスマートフォンやの画面で）目で見ただけでわかった気持ちになっちゃうのは、すごくよくないことだと思いますね。講義だったり講演だったりのときに若い人たちに言うのは、憧れのものをコンピューターで見るな、と。リュックサック背負って、歩いて、憧れのもののある場所に行って、そこに行って触ってもよかったら触って、匂いをかいで、タッチ・アンド・スメルする。それではじめてわかることがあるから。画面を通して見ているだけだと、かんたんに世界の一級品を見ることができてしまうわけですね。それでわかったつもりになっちゃう。それはよくない」

インタビューも面白いので、ぜひご覧になってみて下さい。

gqjapan.jp

川久保玲さんもそうですが、この世代のデザイナーさん達はみんな「強い」です。写真に撮った時も、生地、デザイン、シルエット…普通の「なんとなく他と同じ」服とは全然違うんです。ファストファッション全盛期の今だからこそ、こういう面白いお洋服を着たいと、私は思います。