関口存男『悪魔的の心理』と『デンデンドロイカ』お稽古中
絶賛お稽古中です。
皆様こんにちは。
楽劇座の五條なつきです。
今度の公演で朗読させて頂く関口存男先生の『悪魔的の心理』。こちらは未発表の私小説的エッセイで、ゾンダン先生ファンや研究をされている方にとってはかなり貴重な資料でもあります。
結構長い文章で、書き方も昔のままなので、漢字や仮名を解読するところから始めています。とある青年の内面が描かれていて複雑で哲学的な内容…ですが、おそらく誰の心の中にもある闇が描かれています。一体どう朗読するのが良いの?と思案中です。
もちろん同時に本編の『デンデンドロイカ』のお稽古も進んでいます。こちらでは初演と同じく「良い子でいようとするあまり、親を殺してしまった」女の子<売る女>を演じます。
「良い子でいたい」「ママに褒められたい」が彼女の行動の全ての動機。
台本を読んでいると、最近の児童虐待の事件も思い出します。多くの人が他人事だと思っている、ニュースで流れている事件の数々。果たして本当に、私達には無関係なのでしょうか…?
今回の公演では、ローズセラヴィの舞台の配置が変わります。お写真は入れ替え中の様子。見づらいのですが、音響ブースが舞台上手に移動して、より臨場感のある公演を味わって頂ける空間になりました!
Twitter等ではすでにお知らせさせて頂きましたが、先日、関口先生と2人でエントレ様にインタビュー取材をして頂きました。なんと動画です!初の動画インタビューに緊張していたのでちょっと固いかもしれませんが(笑)、楽劇座結成のエピソードや今回の『関口純の演劇論』シリーズについてお話させて頂きましたので、ぜひご覧下さい。
そして友人から教えて貰ったのですが、こちらの記事をなんとなんとヤフーニュース様にも掲載して頂いたようです。
自分が創っている舞台を知って頂く機会が増えるのはとても嬉しい事です。丁寧に取材して下さったエントレ様、本当にありがとうございます。
最近は日本でも色々な事が起きて、生きているのが当たり前ではないという事を実感しています。後悔のないよう、精一杯生きていきたいですね。
この『関口純の演劇論』シリーズの公演も、ちょっと大げさかもしれませんが、今の日本にとって意味のある作品だと思っています。…と言っても、そんなに難しく考えなくてもご観劇頂ける舞台です。ダークでシリアスなテーマですが、コミカルなシーンもありますし、何より解説トークもございます。お時間ありましたら、ぜひお気軽に、劇場に足をお運び下さい。
★★★次回出演情報
7月28-31日!『関口純の演劇論』シリーズ第1弾!【デンデンドロイカ】
http://www.gakugekiza.com/information/junsekiguchi.html
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